Johnny's World Happy LIVE With YOU Day6〜KinKi Kids編レポ〜
KinKi Kids、すぐヲタクの涙腺刺激してくる。。。
これだからKinKiヲタは辞められないぜ!!!
まずは、事務所を上げての一大プロジェクトの全公演、お疲れ様でした。
今も前線で活躍する医療従事者の方を始め、こうして行われた企画に参加し多くの人に呼びかけてくれたジャニーズタレントの皆さま、そしてこのプロジェクトを企画したという滝沢くん、本当に有難うございます。
わたしは現在日本で生活をしていませんが同じような状況下で、こうしてインターネットを通じて微力ながらも母国への支援ができていれば幸いです。
・・・・・・・。
さて!!
じゃあ早速ヲタク特有の早口みたいな解説を交えながら本日行われたKinKi Kidsのステージの振り返りをしていきたいと思います!
非常に申し訳ないのだけど、もうすぐDay1のアーカイブ配信が終了してしまうので「行かないでFull Circle;;;;;」って泣きそうになりながらV6のステージを惜しんでギリギリまでそちらを視聴していて、なんなら昨夜から期間限定公開LIVE映像の再生数を回す為にずーっと盛り上がっていて不眠状態で今日を迎えた愚かなヲタク、案の定Day6配信二時間前に襲い来る睡魔に屈して「少しだけ…先っちょだけ……」と自分に言い訳しながら寝落ちしてしまい。
次に目を覚ました時に「やっちまった……」という絶望感に包まれながらも急いで視聴ページに飛んで観たら目に飛び込んで来たのはそう、
V6イノッチこと井ノ原快彦が両手を広げながら
(´ε`)「みんなで踊ってみようじゃないの〜〜!」
(仝_仝:)「ダッセ…、ダッセェ……!!笑」
だった時の感情は、きっと忘れない。
そして始まったKinKi Kidsのステージ。
そう。
奇跡的にKinKi Kidsのターンの直前に目を覚ましたヲタク。
これはきっと、KANZAI BOYAの生みの親からの神のお告げに違いない、とヲタクは寝ぼけ眼のまま食い入るように画面に集中し、音量を上げた。しかし。
音割れめっちゃするやーーーーーん!?
界隈を盛り上げる為に少しでも足しになればと思ってSNSに投下しながら視聴していたのだけど、ファンの方曰く「サーバーが混み合っていて音割れしてるだけだから、アーカイブ配信では直ってるはず」とのコメントがあったので、じゃあじっくり楽しむのは後の楽しみにとっておいて、今はとにかくリアルタイムで(収録されたものだけど)KinKi Kidsを感じようじゃないの〜と気持ちを切り替えて見守った約30分。
セットリストは以下。
MC
2. ボクの背中には羽根がある
3. Hey!みんな元気かい?
4. 全部抱きしめて
MC
5. フラワー
MC
6. You... ThanKs 2 YOU
うん。。。
KinKi Kidsめっちゃ喋りよる。。。
いや、知ってた。知ってはいたんだ、彼らが通常のライブでMCにやたらと時間を取ることを。
君ら昔散々直の先輩グループのMCの長さをネタにしてきたけど、完全にそのDNA受け継いでるんだからな!?いい加減にしろいいぞもっとやれ。
その所為で直前までのヲタク、「まさか歌5分のMC25分とかじゃねーだろーな…」と非常にザワザワした。
しかしそこはヲタクの想像を超えて来る我らがKinKi Kidsパイセン。
MCはちょっとずつ、二人だけの世界を展開しながら、幾度となく挟んでくるスタイル。
これだからKinKiヲタはry
新譜もリリースしたばかりだし、状況が状況なので“Family”は入れてくるだろうな〜でも定番曲である“愛のかたまり”は今回の趣旨に合わないから入れてこなさそうだな〜とか、勝手なセトリ妄想を繰り広げていたヲタク。
ものすごく、いい意味で期待を裏切られた。
そもそもが芸能界屈指の純粋でピュアな堂本剛くんと、そんな剛君を正面にしないと気が済まない唯一無二の相方でストイック職人気質な堂本光一くん。
この二人が揃って、真面目にならない訳がなかった。
ヲタク、猛省した。
“Family”は丁度十年前に起きた東日本大震災の年に作られた曲だし、“ボクの背中には羽根がある”“Hey!みんな元気かい?”“全部抱きしめて”“フラワー”はまだ彼らがデビューしてからまもない98年や99年など、少なくともまだ十代、二十歳過ぎだった二人が多くの大物アーティストから提供された曲であり、当時のその若さで哀愁を纏わせながら歌いこなす姿も懐かしさを覚える。
それらの楽曲の歌詞の中にはファンが好むドラマティックな愛の物語のようなものではなく、「どんな夢もかなう気がする」「Hey!みんな元気かい?」「きみと歩いて行こう」「こんなにがんばってる君がいる かなわない夢はないんだ」といったように、確かにラブソングとしても生きる曲なのだけど現在の状況に合わせて表情を変えていると言うか、人々を癒したり励ましたり、勇気付けたりする、けれど決して押し付けがましくなくてさり気ない。
そんな魅力が詰まった選曲だったように感じている。
アンプラグド(アコースティック)だったのも、音色が優しくてそれを更に引き立たせたのかもしれない。
そして極め付けの“You...”こちらは確か、まだ音源としては収録されていないはず。
この楽曲はKinKi Kids単独LIVE Tour 2019-2020 ThanKs 2 YOUで披露された、ある出来事をきっかけに堂本剛くんによって堂本光一くんの為に書き下ろされた曲だと知るヲタク、涙で画面が滲む。(KinKiの情報掴むのは早い)
KinKi Kids、軽率にヲタクを情緒不安定にさせる。。。
しかもそれを、二人が初めて出会った思い出の場所でもある横浜アリーナで「幼いころの自分へ逢いにいこう」、「このステージは世界は僕らのステージ(※単独では“僕ら”ではなく光一くんに向けた“君のステージ”)」って謳うのは本当にKinKi Kidsは他の誰にも入り込めない、壊す事などできない二人ぼっちの切なくて儚くも優しい愛の世界で形成されてるんだなって……………………………………………うぅ……(目頭を押さえながら)
過去の話を持ち出して何ですけど、若い頃にあまりにも殺人的なスケジュールとデビュー前から絶大な人気を誇っていた為にその小さな体に掛かる重圧は想像を絶するもので、かつての剛君は精神的負荷が著しく心の病を抱えてしまった。
それでも彼はできる限りステージに立ち続け、そんな彼のずっと側にいて支え続けていた光一くん。
近年も剛君は突発性難聴を患い、音楽生命が危ぶまれたものの通院や治療を経て、ステージに戻ってくるまでの回復を見せた時も、光一くんはKinKi Kidsでの出演予定だった音楽番組を断らずに、後輩や同期にも助けられながら一人で歌い上げ剛君が戻ってくるまでKinKi Kidsを守り続けた。
そんな光一くんが、もしかしたら初めて剛君に見せた涙が昨年訃報があったKinKi Kidsの生みの親、ジャニー社長のお別れ会でのこと。
ジャニーズタレントの中でも特に社長と近い存在であったKinKi Kidsにとっての大切な存在を失った光一くんが受けた衝撃や喪失感は思いの外大きく、けれどそんな彼を隣で見ていた剛君は涙を流すパートナーの背中をそっと静かに撫でたという。
そして深い悲しみを負った彼を想って作られた曲が今回のHappy LIVEの一番最後、大トリも大トリで披露された。
楽曲が生まれた経緯はパートナーの為だったけれど、今の世の中の状況にも「大切な人を想う気持ち」が込められた歌は聴く人の心に触れたと思う。
「愛」について昔から語ってきた堂本剛くんだからこそ説得力を持つ言葉。
言葉にはせずとも、真摯な姿から伝わる思いが強い堂本光一くん。
極め付けに、Familyの歌詞の中にもある
“つよい光”
はKinKi Kidsが二人揃った時に生まれる言葉。
「つよし」と「光一」で、つよい光なのはどんな運命の巡り合わせなのだろう。
十年前に初めてこれを聴いた時、わたしは鳥肌が立ったのを今でも覚えている。
お互いに声がマイナーだからどうしても哀愁漂い、明るい歌もどこか悲しくなってしまうと言われ続けている二人。
しかしKinKi Kidsは楽曲提供を行ってくれたアーティストから言わせると「二人の声が完全に一致して一人の人格になる瞬間がある」と言われるほど。
個人的には今回の披露曲で言うと“フラワー”が顕著かと。
長年連れ添った経験からもはやお互い目を合わせなくても音が合わせられるし、語尾の抜き方まで合ってしまう。
それ程までに相性が良い、けれどただ相性が良いだけでは済まされないたくさんの奇跡が重なり合って一緒に居続けた彼らが今日謳ったうたは、希望で、未来で、人々に勇気を与えるつよい光だった。
そしてあれから十年、再び剛君が書いた詩の“You...”で「強く光った」と謳っていて、時を超えてKinKi Kidsの軌跡と奇跡を想う。
ましてやV6とKinKi Kidsは二十年以上前に起きた阪神淡路大震災でのチャリティー企画、J-FRIENDSを経験しているのだから今回の件に対しての気持ちが圧倒的に他のグループとは違う。
だからこそ十年前もだけど、TOKIOも全員が揃ってのJ-FRIENDSの再結成を望む声も少なくはないし、わたし自身も今だからこそと思わなくもない。
それでも、それが叶わなくとも、そんな先輩たちの背中を見ていた滝沢くんがどこまで采配したのかはわからないけれど、初日にV6の前向きさ、過去に裏付けされた嘘のない笑顔、勇気付けてくれる純粋さで開幕し、KinKi Kidsの詩の温かさ、今この一瞬の儚さと大切さ、感謝を最後に幕を閉じる事になったこのJohnny's World Happy LIVE with YOUは成功を収めたと言えると思うし、大変意味のあるものになったように思う。
今回の企画を応援していたアーティストも多いようで、KinKi Kidsとも関わりが深い音楽プロデューサーの堂島孝平さんもリアルタイムで視聴していたのが確認取れている。
話題として取り扱わない訳にはいかないメディア媒体での宣伝だけど、これが一人でも多くの人に広がれば少なくともマイナスにはならないよなって。
やらない偽善より、やる偽善とは言ったものよ。
いんだよ、偽善だって。エゴだって。
それでも確かに誰かを助けられることになれば、それでいいじゃない。
それにしても、
KinKi Kids、喋りすぎだな???笑
いや、わかってる!わかってるんだ!全部のMCにちゃんと理由があったんだって!
伝えたい言葉があったんだって!!
でもな!!!
つおしくん「この距離で光一を見られて、ちょっと感動してる」
こーいちくん「ンフフッ(照)」
なんなん??????
公開イチャイチャである。
この……キミタチィ……今、サーバーが混み合って音割れするぐらいの人間が同時に見てるこの……この現場でそれ…………えぇそうですよね通常運転ですよねわかります。
KinKiのライブの時のMCを知らない方の戸惑うリアクションが目に浮かぶようでいたたまれない……いやまぁ実際目にしたけど。
「こんな…こんな二人だけの世界なの……?(困惑)」と言われていてもう笑うしかなかったヲタク。誤魔化しは通用しない。何故ならこれが彼らの普段通りだから。
KinKiちゃん、23年間(デビュー前含めたら28年ぐらい)ずっと世界に二人ぼっちなので。
どんなドラマティックな曲を歌っても、どんな明るい曲を歌っても、どんな切ない曲を歌っても、
KinKi Kids二人の事をお互いに謳っているようにしか聴こえなくなる恐ろしい現象。
これをKinKi Kidsのカルマとヲタクは呼ぶ。
軽率に手を出したが最後、KinKi Kidsと云う深みに嵌り抜け出せなくなり、やがてその人間が有する言語で表現できる限界を超越した儚くも美しい、尊すぎる世界が広がっている事を人類は知ってしまう。
自分でもなにを言っているのかわからなくなってきた。
とにかく。
最近はリモート収録と云う形でレギュラー番組の収録を行っていたものの、久しぶりに近付ける最大の距離でお互いの顔を見られた事がひたすら嬉しかったって事だけは朦朧としていた意識の中でも辛うじて把握できたし、なんかもう見てるこっちが照れるレベルだった。我々は一体なにを見せられていたんだ?
KinKi Kids、ちょっと意味がわからないです。
万国共通で、推しに置いてけぼりにされがちな事に定評があるKinKiヲタク。
堂本剛くんと堂本光一くんが幸せで、笑っていられる世界であればもうそれでいいです。
ついでに言うと、毎度のごとくフラワーのキーに対する不満が安定だった。もはや定番のネタ。笑
悲しいバージョンのフラワーもいつか聴いてみたいとヲタクは思うよ。
ファン人気一番どころか後輩からも歌われたがるぐらいに人気を博している、伝説の合作曲である愛のかたまりを生んだ反骨精神を光一くんに芽生えさせたHey!だけど、大人になった今は理解できて、すごく大好きな曲になったって言ってたのを思い出しながら聴くと余計に沁みる。
あとさっきまで全然相手の方向いてなかったのにMCになった途端うれしそうに、でもちょっと照れ臭そうに見つめ合うのやめてほしい。巻き込まれ事故で被弾したヲタク、軽率に胸を打たれて絶命してしまう。ヲタクはピエロ。
ステージングの事に関してもひとつ言うと、もうずっと大規模なオーケストラを背負ってるKinKiのイメージもあるし、超大物アーティストをバックに付けちゃうような実力派アイドルなのは百も承知だったけれど。
今回は最小限に絞られた楽器隊、コーラスでまとめられていて、しかも最初のFamilyは椅子に座りながら歌ってあの安定感よ。
レコーディングで座りながらやってみたり、トレーニング兼ねて座りながら歌ってみたりしてきたし過去のライブでもアンプラグドで座ってたの知ってるけど。
いつだったか、松岡くんかな?
今のタレントで、ジャニーズの本位、本質であるものって堂本光一くんだって話。
まさにそうだと思う。
ジャニーさんから受け継いだエンターテイメントの精神や行動力。
そこに感銘を受けたのか何なのか、かつて後輩グループとして活動していた滝沢くんは尊敬する先輩をずっと光一くんだって言ってたし。
一時期、滝翼も嗜んでいたヲタク(例に漏れず翼くん推しであった)、タッキーの歌い方ってちょっと光一くんぽいなぁと思う時があった。気のせいだったかもしれないけど。
そんな、ステージに立ってより良いパフォーマンスで魅せようとし続けるプロのエンターテイナーな光一くんと、音に詩を乗せて想いを伝えようと表現をし続けるプロのミュージシャンな剛君。
この二人が舞台に立ち続ける限り、日本のエンターテイメントは失われてはいけないと心から思った。
どうか日本の音楽、舞台などのエンターテイメント業界が一日でも早く以前のような、以前よりももっと活気を取り戻せますよう、遠く離れた地から願っています。
追記:
6日間MCを務めてくれた太一くんもお疲れ様でした!
久しぶりに元気そうな姿を見られて嬉しかったし、KinKiのステージも観覧したみたいでなんだかこっちがうれしくなった!
またいつか、J-FRIENDSのみんなが笑い合える日がくる事を期待してる。
Annie Sue